多系統萎縮症とは
多系統萎縮症は、脳の様々な部位の神経細胞が変性し障害を受けることで発症する病気です。障害を受けた神経細胞の部位によって症状は異なりますが、特に小脳に障害を受けたことによる症状が多くみられます。根本的な治療はないため、症状に対しての内服治療やリハビリテーションなどが行われます。
次の症状などが特徴として見られます
- 飲食物が飲み込みづらい、むせる
- 立ち上がった時にぐるぐると目を回したときのようなめまいがする
- 尿失禁や頻尿がある
- 椅子から自力で立ち上がるのが難しい
- 歩行が不安定になり、つかまり歩行になっている
- 字が書きにくい
- 両足をそろえて立つのが難しい
- しゃべりにくさがある
- つまずきやすくなった
- 呂律がまわりにくい